宇宙・天文光学EXPO C-44
「うみつばめ衛星プロジェクト」は、地球環境問題(GHGガス)に関連した様々な社会・環境課題に取り組む事業を創出する、産学連携による類を見ない挑戦です。陸域海域の衛星観測データに加えて、ドローンや地上計測手段による分光データを統合的に活用します。展示では、「持ち寄りパーティ方式」による開発体制と「ライドシェア」衛星という運用方法などの特長、画期的な分光カメラとデータ分析基盤構築について説明します。
革新的なマルチスペクトルカメラを搭載した天文・陸・海観測超小型衛星。 様々な観測要求に対応可能とするため、中型・大型衛星に匹敵する多様な姿勢制御モードを実装し、撮像波長を電子的に選択可能な、液晶波長可変フィルタ搭載カメラにより観測。 日陰時天体観測、日照時地球観測というライドシェア方式を採用。
大学研究機関が切り拓く先端の研究成果と、産業界のプレーヤーが蓄積する固有の技術・ノウハウを融合し、有機的につながる開発・運用体制。
宇宙や地上のさまざまな機体に観測機器を搭載し、その観測データを統合するシステム構築を計画。高精度、高頻度に校正された観測手段により、さまざまな時間、空間分解能の観測データを、用途に応じて取得可能となる。例えば、 ・赤潮予報、大規模農園の管理支援 ・災害監視、地球環境変数(気候変動パラメータ)の取得・解析 ・海洋、陸域研究データベースの構築、時間領域天文学、分光辞書の構築など